近頃、同じような夢ばかりみる。
自らの幼さで失ってしまった、遠い恋の夢。
忘れてしまいたいこと程、忘れられない。夢にみた日は、生活していてもふいに思い出される。
あのときの、あのひとの声。言葉。
同時によみがえる、悲しい気持ち。
後悔してるんだよ、友人は言った。だからいつまでも思い出すんじゃないの。
その通りだ。幼くて、淋しさに耐えられなかった自分を、今も悔いている。
待っていて、と求められた言葉に、首をふった自分を。
一時の淋しさなんか、紛らわす術はいくらでもあったはずなのに。
今なら、きっと待てるのに。
消えない後悔を、また夢にみる。
夢の中で立ち尽くす、動かない両足を、あのひとの袖さえ掴めないこの指を、どうしたらいいだろう。
もう、涙さえ出ない、この後悔を。
posted by ぺこ at 07:30|
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