2012年10月05日

04. あの場所に、また一緒に行こう

泣いてくれた方がずっといい
少しも変わらない顔で旅立っていくの
君が笑っているなら僕は泣けない

またいつかあの場所に
そんな風に約束を残してくれたから
僕はようやく 君を送り出せる

約束を抱いて
いつか 君を追って

[癒す]5題【1】:Kiss To Cry(http://kisstocry.web.fc2.com/)
posted by ぺこ at 23:38| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月04日

03. あるだけの色に微笑めば、

誕生日も好きな花の名前も覚えていたけれど
君の家へ駆け込む頃には夜も更けて
一輪の花さえ用意できない

日付が変わる前に会えただけでも
笑った君の手に遠い旅のおみやげを
砂漠の薔薇しかなくてごめんね

砂色の薔薇を見つめて君は微笑んでくれた
ねえ 来年はきっと 君の好きな花を

[癒す]5題【1】:Kiss To Cry(http://kisstocry.web.fc2.com/)
posted by ぺこ at 00:38| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月02日

02. 二人の夜は、思い出を辿ろう

目の前の右手に触れて 握った
眠りそうな目で君がわらう

ひとりの夜に何度も思い返していたぬくもりが いまは右手のうちにある
思い出せずにいたら泣かずにすんだのに
思い出していたから越えることができた

僕の指先に唇を寄せて 君も同じ夜を思い出しているの
ひとりでいた夜の記憶が いま僕たちをつなぐ思い出

[癒す]5題【1】:Kiss To Cry(http://kisstocry.web.fc2.com/)
posted by ぺこ at 22:54| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

01. だからずっと笑っていてね

間違えないでいる
君との適切な距離
曖昧で、くっきりとした、その細いライン

越えない

だからずっと笑っていてね
爪の先にだって触れないまま
ただ君が微笑んでいられるように
ただそれだけを

[癒す]5題【1】:Kiss To Cry(http://kisstocry.web.fc2.com/)
posted by ぺこ at 00:08| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

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 逃げたいだけ
 でも逃げられないし、逃げてはいけない

 すこしだけ、踏みとどまる力をもらった
 あとは勇気だけ
posted by ぺこ at 00:16| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月08日

no-title

 ほんとうは
 何もつらいことなんてないはずだ
 わたしは健康で、仕事があって
 食べられるし、笑うことができる

 こんなふうに涙がでるのは
 自分をあわれみたいから?
posted by ぺこ at 00:17| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月13日

no-title

 世界は失ってはいけないひとばかり失って
 わたしだけが残される

 代わりにわたしを連れていけばいいのに

 かみさまにだって選ぶ権利はあるけれど
posted by ぺこ at 00:51| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月15日

no-title

 名前を呼んで
posted by ぺこ at 22:01| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月03日

no-title

 何が欲しいと問われたら、「安心したい」がいちばんはじめにくる。
 怖いのはいや。
 不安もいや。
 大丈夫と言って。心配ないと言って。
 笑って受け入れて。

 私に敵意はありません。
 誰かを笑ったりするつもりもありません。
 だから私を攻撃しないで。笑わないで。

 この心細さを断ち切って。
posted by ぺこ at 01:05| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

なきむし

 こらえたって泣きたいのなら

 なきむしだ
posted by ぺこ at 22:09| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

no-title

 近頃、同じような夢ばかりみる。
 自らの幼さで失ってしまった、遠い恋の夢。

 忘れてしまいたいこと程、忘れられない。夢にみた日は、生活していてもふいに思い出される。
 あのときの、あのひとの声。言葉。
 同時によみがえる、悲しい気持ち。
 後悔してるんだよ、友人は言った。だからいつまでも思い出すんじゃないの。
 その通りだ。幼くて、淋しさに耐えられなかった自分を、今も悔いている。
 待っていて、と求められた言葉に、首をふった自分を。

 一時の淋しさなんか、紛らわす術はいくらでもあったはずなのに。
 今なら、きっと待てるのに。

 消えない後悔を、また夢にみる。
 夢の中で立ち尽くす、動かない両足を、あのひとの袖さえ掴めないこの指を、どうしたらいいだろう。
 もう、涙さえ出ない、この後悔を。
posted by ぺこ at 07:30| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月12日

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 わたしの笑顔がつくりもののように見えていませんように

 この好意が、ただしく伝わっていますように
posted by ぺこ at 01:37| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月22日

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 終わりたくない今日。
 睡魔の誘いにあらがう。
 日付はとうに変わっても、意識だけは今日のまま。
 脳裏にくりかえす、声、表情、場面。

 眠りに落ちてまた朝に襲われても、起き上がることができるように。
 何度もくりかえす。
 どうか、夢でも。
posted by ぺこ at 02:12| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

ミミナリ

 あ、きた。つい声に出していた。
 何が、と君はさして興味もなさそうに、手元の本から顔も上げず、それでも律儀に訊ねる。
 耳鳴り、と答えて間もなく本格的に聴覚が塞がれた。軽い目眩をおぼえながら、君の唇が動くのを見る。
 声は聴こえない。

 時折、このまま耳鳴りが治まらなくてもかまわないと思うことがある。
 自分にしか聴こえない音で塞がれた耳は、聴きたくもない言葉を聴かないですむ。
 高い高い、神経に触る音を聴き続けていたら、いつかこの意識も一緒に弾けてしまいはしないだろうか。

 君にはそんなこと言わないけれど。
posted by ぺこ at 01:54| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

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 君を助けたい。

 その気持ちに嘘はないけど、その気持ちが君の負担にならないとも限らない。

 ほら。また僕は動けなくなる。
posted by ぺこ at 03:13| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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 真夜中、眠りかけたところで、物音に目をさます。
 薄い扉の向こうで、君の動く気配。
 暗闇につまづいて、覚束ない足取りさえ聞こえてくる。
 冴えてしまった目で、扉の隙間から漏れてくる光を見つめた。

 起き出して、眠れない君の不安を聞いてあげるべきだろうか。
 それとも一人になりたいのか。そっとしておくべきなのか。

 目は冴えても、まだぼんやりとした頭では判断がつかなくて。
 暗い天井を眺めながら途方に暮れる。

(僕の持ち得ない君の繊細さは時に僕を迷わせる)
(君の望むようにしたいのにそれがわからないんだごめんね)
posted by ぺこ at 03:00| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月06日

no-title

あの黄金の満月が落下したらそれが合図。
星影を頼りに街を出よう。
舟の舳は北極星。
ただまっすぐにすすもう。

舟の後を鯨がついてくる。
君も行こう。僕らと共に。
誰も見たことのない、遠い昔に滅んだ王国の遺跡へ。
posted by ぺこ at 21:58| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

no-title

 電話の向こうで君が時々泣いてること、知ってるんだ。
 ちょっと待って猫が、と言った声の端が、かすれて震えてる。
 会いたいと思う時に会えないのは不便ね。寂しくつぶやく君の気持ちはわかるよ。
 でも例えばこんな時。
 車窓の町並みが記憶と重なって、君に近づいてる時。
 浮かれる胸を押さえている時。
 改札を出た僕を一番に見つけてほころぶ君の顔が見えた時。
 僕たちを隔てる憎らしいこの距離も、そう悪いものでもないかもしれない、なんて思うんだ。
posted by ぺこ at 08:09| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

きょうだい

 すぐそこにある手をどうやって握ったら良いのかわからなかった。
 兄さん、と呼んだことなど一度もない。
 私たちは出会ったときのことを鮮明に覚えている。
 私たちは、他人から始まった「きょうだい」だ。
 いつも一定の距離を保って、不自然ではない「きょうだい」であろうとした。
 意識的に。

 だから、手のつなぎかたがわからない。

 小さな子供でもないのに、「きょうだい」が手をつなぐのは不自然に見えはしないか。
 それとも「きょうだい」なのだから手をつなぐのは当たり前なのか。

 でも私たちは自覚している。
 仲良しだから手をつなぎたいんじゃない。
 私たちはただ、互いに触れたいだけなのだ。

 触れてしまえば最後なのも、私たちはよくわかっている。
posted by ぺこ at 00:43| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月10日

no-title

 私が私を罰するから
 どうかあなたは許してください。
posted by ぺこ at 01:01| メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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